衝撃の恋愛小説『イニシエーションラブ』
絶対にラスト1ページを先に見たらいけない!
どうぞ何の先入観も持たずに読んで衝撃を受けてください!(笑)
僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に豹変する。
(amazon商品説明より引用)
小説が苦手というあなた!
松田翔太さんと前田敦子さん主演の映画として、映画化もされています。僕も観ましたが小説の映画化としては珍しく(笑)、かなりのクオリティでした。ですので、小説は…っていう人は映画もありです。僕は、小説を読んだ後に映画を観ましたが、十分に楽しむことができましたよ!
けれど、僕はやはり小説で読んで欲しいと思います。なぜなら、この作品はラスト1ページを読んで驚いた後に、必ずもう一度読みたくなるからです。映画を2度観るより、文章を2度観るほうが、より深く作品の魅力を味わえると思います。
【女性におすすめ】 疲れたときに癒される『猫と金髪としあわせの湯』
猫と金髪としあわせの湯<猫と金髪としあわせの湯> (メディアワークス文庫)
- 作者: 美月りん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Kindle版
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カラダもココロも温かになれる幸せ!
自宅の給湯器が壊れたため、スーパー銭湯に行こうとしていたOLの塔子は、かわいい猫につられて、街の裏通りへ。着いた先には、まるでドラマにでも出てきそうな町屋造りの銭湯が建っている。
「ゆ」と書かれた暖簾を塔子がくぐると、なんと番台には、金髪イケメンのチャラ男が座っていた!
ひっそりと建つ銭湯「五福の湯」は、カラダもココロも温めて、悩みまでもキレイに洗い流してくれる。貴方も、ひとっ風呂いかがですか?
五福の湯を中心に子どもからお年寄りまで地域の人たちと暖かな交流を描いた『ほっこり』するための1冊です!
4つの短編からなる小説ですので、ちょっと疲れた時に、電車の時間つぶしに、「ほっこり」するのに最適です!
僕が単純なのかもしれませんが、銭湯に行って「あーーーっ」って言って、コーヒー牛乳を飲みたくなりました。僕だけですかね?(笑)
僕は、地元の銭湯常連さんたちと、主人公(20代)や幼い子どもたちなど世代を超えた優しい触れ合いにすごく「ほっこり」しました。類似の魅力をもつ本としては、『思い出のとき、修理します』などがあると思います。
こういった小説が人気となっている背景には、発展や豊かさの代償として、特に都市部で失われつつある日本の姿―地域の人たちとの柔らかなつながり―を僕たちが求めているのかなあと感じます。
「ほっこり小説」をおすすめする記事としては、すごく余談ではあるんですが、この「つながり」の欠如が教育において深刻な問題を引き起こしている、と問題提起している本が、以下の本です!教育に興味のある方は是非!
【おすすめ入門書】「寝ながら学べる構造主義(内田樹)」
あまりのわかりやすさに衝撃を受ける最高の入門書!
私が読んでもすらすら分かるような、「ふつうのことば」で書かれたフランス現代思想の解説書はないものだろうか、二十歳の私はそう切実に思いました。それから幾星霜。私も人並みに世間の苦労を積み、「人としてだいじなこと」というのが何であるか、しだいに分かってきました。
そういう年回りになってから読み返してみると、あら不思議、かつては邪悪なまでに難解と思われた構造主義者たちの「言いたいこと」がすらすら分かるではありませんか。
レヴィ=ストロースは「みんな仲良くしようね」と言っており、
バルトは「ことばづかいで人は決まる」と言っており、
ラカンは「大人になれよ」と言っており、
フーコーは「私はバカが嫌いだ」と言っているのでした。
年を取るのも捨てたものではありません。
(裏表紙より引用)
「構造主義」最高の入門書でした。僕が思う最高の入門書とは、
・一般水準レベルの理解力で読める本
・もっとその内容を学びたいと思う本
です。
「社会学」とか「哲学」の分野の入門書ってかなり爆死する率が高いんですね。最後まで読んだのに何が書いてあるか全くわからないっていう…(涙)。
古市さんの、著書の「はじめに」に書いてあって面白かったんですけど、ある方の「社会学入門書」の最終章の文章が、
われわれはもういちどあの逞しい魂の宣明者の声とはるかに呼応して言わねばならない。魂のことはわれわれの内なる魂に。シーザーのことはわれわれの内なるシーザーに。と
(「古市くん、社会学を学び直しなさい」の「はじめに」から引用)
こんな文章が書いてる入門書なんて、その学問をガッツリ学ぼうという学生ならいいですけど、僕のような頭脳レベルでは挫折するのが目に見えています(笑)。
ただ、ラカンの精神分析の話はあまりわかりませんでしたね…。ラカンの精神分析の手法については、わかった気にはなれましたが、
ラカンは「大人になれよ」と言っており
と言っている内田さんの、これがピンときませんでした…。
誰か教えてください(笑)。
この書籍を絶賛して、かつすごく内容をわかりやすくまとめているブログを見つけましたので、ご紹介させていただきます。
また、関連書籍として、以下の2つもオススメします!