すなめりくんの読書ブログ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

すなめりくんの読書ブログ

これまでの人生で読んで良かったと思う本を紹介していきたいと思います。

僕が2017年2月に読んだ本 8冊 の紹介

 毎月10冊以上の読書を最低限の目標と課していますが、2月は8冊でした…。修士論文の準備が忙しかったんで、前半3分の1はほとんど読めなかったんです。…完全な言い訳ですね。

 

さて、2017年2月に読んだ8冊の紹介をしたいと思います。

 

 

 

 

 

1.日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか(著:矢部宏治)

 この本は本題からすると典型的な左派的(憲法護憲、原発反対)の立場の本に見えると思いますが全く違います。むしろ逆です。僕としては同意できない部分も多々ありましたが、それでも凄く良い本でした。

sunamerikun.hatenablog.com

 

2.街場の共同体論(著:内田樹

sunamerikun.hatenablog.com

 

3.古市くん、社会学を学び直しなさい(著:古市憲寿

sunamerikun.hatenablog.com

 

4.日本の公安警察(著:青木理

sunamerikun.hatenablog.com

 

 5.幸せになる勇気(著:岸見一郎)

 

6.猫と金髪としあわせの湯(著:美月りん)

にゃー

sunamerikun.hatenablog.com

 

7.寝ながら学べる構造主義(著:内田樹

sunamerikun.hatenablog.com

 

8.叫びの都市-寄せ場釜ヶ崎、流動的下層労働者-(著:原口剛)

sunamerikun.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 この月に読んだ本は、かなり当たりの月でした。全ての本で、良い読書体験をすることができました。

 紹介こそしていませんが、アドラー心理学、特に岸見さんが書いた、「嫌われる勇気」と、「幸せになる勇気」は僕の人生に少なからず影響を与えた本です。これはオススメです。これまでの常識がひっくり返ります。叱ること、褒めることをアドラー心理学は否定します。特に後者はすごく大切なことだと僕は思っていました。

 叱ることは、自分より劣った人間が好ましくない行為をした際に、自分が望む行為をするようにコントロールするために行う。褒めることは、自分が好ましいと思う行為をより多くするように相手をコントロールするために行う。例えば、テストで100点をとったときに褒めるなどがわかりやすい例でしょうか。

 もちろん、異論はあるでしょう。僕の中でもあります。しかし、アドラーの指摘することを知らないまま、「褒める」、「叱る」という行為をすることは、これらの行為の中に存在する問題ー人間は操作の対象物ではないという人間尊厳、人間への畏敬の念の欠如ーを孕む危険性があるのではないでしょうか?

 少なくとも、これまでの子供への接し方、部下への接し方を見直す、批判的に検証する上で重要な1つの視点となることは間違いないと思います。

 

 

 

そして、2017年2月に読んだ本の中で、断トツにオススメしたいのは、

8.叫びの都市

sunamerikun.hatenablog.com

 です。

 僕が、尊敬する人はどんな人ですか?と聞かれたら、例えば、高度経済成長期を必死に生きた日雇い労働者達だと答えると思います。この本を読んでそう思ったのです。

 今は、ジェントリフィケーション(貧困地域を再開発して地域の構造を改善しようとする都市再編)のもとに、臭いもの(路上生活者、ホームレス)を徹底的に街から排除します。完全に追い出すのではありません。その地域の価値が下がらないように、見えないようにするのです。例えば公園にテントを張っていては、治安等の問題から都市としての価値が下がるから、見えない場所へ追い出すのです。

 この今の日本で、毎年かなりの人数が凍死で、餓死で死ぬ人がいることをどれだけの日本人が知っているのでしょうか。生きるのに最も苦しい人を救うために政治はあるべきです。

 なぜ、「貧困者を国が助けるべき」という考えに反対する人が、イギリス、ドイツ、中国などで10%以下なのに、日本は40%程もいるのでしょうか?アメリカでさえ30%にも満たないのに。(出典:http://www.pewglobal.org/files/pdf/258.pdf P18 )

 日本は世界一の自己責任国家と言われても反論できないですよね。このデータを見ると。誰かが、宗教のない個人主義は最悪だと言っていました。全く同意できませんが、宗教のない利己主義が最悪なのはすごく理解ができます。

 

 話が少し逸れてしまいましたが、必死に働き、ときに暴動を起こし、誰にも注目されることなく、ひっそりと死んでいった日雇い労働者という存在にほんの少しでも社会が関心を持ってもらえたらと僕は強く望みます。だから、この本をオススメします。