すなめりくんの読書ブログ

すなめりくんの読書ブログ

高校の教員です。読んで良かったと思う本を紹介していきたいと思います。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

僕が2017年2月に読んだ本 8冊 の紹介

毎月10冊以上の読書を最低限の目標と課していますが、2月は8冊でした…。修士論文の準備が忙しかったんで、前半3分の1はほとんど読めなかったんです。…完全な言い訳ですね。 さて、2017年2月に読んだ8冊の紹介をしたいと思います。 1.日本はなぜ、「…

文化・芸術から日本人の未来を考える1冊『下り坂をそろそろと下る』

キーワードは寛容と包摂。 日本に、日本人の未来に希望を感じることができる1冊! 文化・芸術という視点から私たち日本人のあり方を考えた1冊です。 瀬戸内の小豆島、豊岡市・城崎温泉、讃岐の四国学院大学、東北の女川・双葉、という地域を通して、日本の…

僕が2017年1月に読んだ本 11冊 の紹介

僕は毎月最低10冊の読書を自分に課しています。これは、尊敬する教員(元校長)のマネです。 その教員は、読書とは未知なる価値観に出会うことこそ価値がある。だから、自分がこれまで全く興味のなかった分野の本こそ読んで欲しい。それが読書の素晴らしさだ…

【癒されたいときにおすすめの1冊】『思い出のとき修理します』

仕事や育児などに疲れたとき、ゆったりとした時が流れる商店街や神社を舞台にした、温かな気持ちになれる本書はいかがですか? 思い出のとき修理します (集英社文庫) 作者: 谷瑞恵 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/01/24 メディア: Kindle版 この商品…

人は自然とどのような関係を築くべきか?『人びとの自然再生』

破壊ではなく、再生へ。地域、人と人との関係、そして社会の再生にもつながる希望の書。 自然と社会の未来の形は、どういうものが望ましいのだろうか。自然をめぐる各地のさまざまな〈いとなみ〉を、歩き、見て、聞いて、考えた。人と自然の相互関係とはどう…

ゴリラから幸せな生き方を学ぶ『ゴリラは戦わない』

「オスは背中で自分を語る」 「交尾はメスがオスを誘う」 「石橋を叩いても渡らない」 ゴリラの魅力が沢山つまった1冊をよければ読んでみてください! ゴリラは戦わない (中公新書ラクレ) 作者: 小菅正夫,山極壽一 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2…

【猫が恋のキューピット】 『猫弁-天才百瀬とやっかいな依頼人たち-』

お見合い30連敗。冴えない容貌。でも天才。婚活中の弁護士・百瀬太郎は猫いっぱいの事務所で人と猫の幸せを考えている。そこに舞い込むさらなる難題。 「霊柩車が盗まれたので取り戻してほしい」。笑いあり涙ありのハートフル・ミステリー、堂々誕生! 満…

『謎の独立国家 ソマリランド』 が面白すぎてヤバい!(笑)

海賊国家とリアル北斗の拳国家と国境を接していながら、道端の両替所でお店の人が寝ているほど治安が良い、自称国家「ソマリランド」を知っていますか? ほんの20年前まで無差別爆撃や氏族間の虐殺で大量の人が殺されていた場所が、今では外務副大臣が大統…

気持ちを伝える能力が奪われた日常を考える『自閉症の僕が飛びはねる理由』

友達と話せない、お腹がすいた、痛い、助けて、などと相手に感情を伝える能力が奪われた日常をあなたは想像できますか? まさにそのような状況で生きている東田直樹さんの思いが書かれた1冊です。

【炎上を考える】なぜネット上で他者を過剰なまでに攻撃するのか?

大津のいじめ自殺事件でいじめに加担した少年やその家族の個人情報をネット上に拡散し、ついには、滋賀県の教育長が襲撃されて殺されかけた。 いじめを抵抗できない弱者を多数で一方的に攻撃することであるならば、いじめを批判するネット上でのこれらの行為…