すなめりくんの読書ブログ

すなめりくんの読書ブログ

高校の教員です。読んで良かったと思う本を紹介していきたいと思います。

考えることの面白さを味わう

こんなに読みやすい哲学入門書はない!『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』

私はニーチェだ、お前に会いに来てやった 現代の京都を舞台に、17歳の女子高校生アリサが、現代に舞い降りた哲学者たちとの関りを通して、人生の意味について考える、小説。 ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。 作者: 原田まりる…

最近の新入社員のコミュ力が…という人こそコミュ力がないかも?『わかりあえないことから』

コミュニケーションとは、異なる価値観をもった人びとの意見を一致させるもの。 そうではなく、「わかりあえない」ということを前提にしてコミュニケーションについて考えた1冊。

『謎の独立国家 ソマリランド』 が面白すぎてヤバい!(笑)

海賊国家とリアル北斗の拳国家と国境を接していながら、道端の両替所でお店の人が寝ているほど治安が良い、自称国家「ソマリランド」を知っていますか? ほんの20年前まで無差別爆撃や氏族間の虐殺で大量の人が殺されていた場所が、今では外務副大臣が大統…

【炎上を考える】なぜネット上で他者を過剰なまでに攻撃するのか?

大津のいじめ自殺事件でいじめに加担した少年やその家族の個人情報をネット上に拡散し、ついには、滋賀県の教育長が襲撃されて殺されかけた。 いじめを抵抗できない弱者を多数で一方的に攻撃することであるならば、いじめを批判するネット上でのこれらの行為…

クソ面白い社会学の入門書「古市くん、社会学を学び直しなさい!!」

古市くん、社会学を学び直しなさい!! 著者 古市憲寿 対談相手 小熊英二、佐藤俊樹、上野千鶴子、仁平典宏、宮台真司、大澤真幸、山田昌弘、鈴木謙介、橋爪大三郎、吉川徹、本田由紀、開沼博 古市くん、社会学を学び直しなさい!! (光文社新書) 作者: 古市憲寿…

街場の共同体論【内田樹】 

内田樹さんと一緒に、学歴社会、競争社会、今の教育問題など、社会問題について考える1冊。 潮新書 街場の共同体論 作者: 内田樹 出版社/メーカー: 潮出版社 発売日: 2016/12/29 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る この本は、 家族論、地域共同体…

【読書感想文におすすめの一冊 対象:高校生】 転換期を生きるきみたちへ

転換期を生きるきみたちへ──中高生に伝えておきたいたいせつなこと (犀の教室) 作者: 内田樹,鷲田清一,高橋源一郎,加藤典洋,平川克美,小田嶋隆,白井聡,山崎雅弘,想田和弘,仲野徹,岡田憲治 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2016/07/16 メディア: 単行本(ソ…