すなめりくんの読書ブログ

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高校の教員です。読んで良かったと思う本を紹介していきたいと思います。

【アドラー心理学】子どものやる気を引き出す本

書籍: アドラー心理学で子どものやる気を引き出す本 

著者:星一

 

例えば、お手伝いをした子どもに対して、何て言いますか?

A:手伝ってくれていい子だね。

B:ありがとう。うれしいな。

 Aではなく、Bと答えることによって、母親(父親)の気持ちを表す言葉を子どもに伝えることが、子どもを変える「魔法」になる。

 

 

 

 この本では、子どものやる気を育てるために親としてどのように接すると良いか、ということについて、上記のような会話例などを用いて、かなり具体的に接し方のアドバイスを教えてくれます。

 

うちの子は、すぐに習い事に飽きてやめてしまう…。

市販の育児書を実践しても上手く行かずに疲れた…。

ついつい、強く叱りすぎて後悔してしまう。

育児について悩んでいる。

 

そんな方に、この本をお勧めしたいです。

 子どものやる気を育てるためには、子どもが自分に自信をつけることが大切。その際に、

①子どもが自信を失うような、褒め方、𠮟り方をしていないか?

②他人との比較で優越感に浸る、或いは頑張らせようとしていないか?

③日常のささいなことで子どもと「喜びを分かち合う」経験をしているか?

などなど、大切な30のポイントについて、具体的な会話例、状況例から、子どもへの接し方を学ぶことができます。

 

 この本をお勧めできる最大のポイントは、子どもと接する自分自身に自信が持てるようになれる点です。よくある育児書―子供が〇〇であるのは母親(父親)であるあなたに問題がある―のような、きついものではなく、むしろ子育てに悩んでいる人を励ましてくれる本になっています。

 

以下の本も大変素晴らしいですので、あわせてお勧めします。

sunamerikun.hatenablog.com