【女性におすすめ】 疲れたときに癒される『猫と金髪としあわせの湯』
猫と金髪としあわせの湯<猫と金髪としあわせの湯> (メディアワークス文庫)
- 作者: 美月りん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2016/11/25
- メディア: Kindle版
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カラダもココロも温かになれる幸せ!
自宅の給湯器が壊れたため、スーパー銭湯に行こうとしていたOLの塔子は、かわいい猫につられて、街の裏通りへ。着いた先には、まるでドラマにでも出てきそうな町屋造りの銭湯が建っている。
「ゆ」と書かれた暖簾を塔子がくぐると、なんと番台には、金髪イケメンのチャラ男が座っていた!
ひっそりと建つ銭湯「五福の湯」は、カラダもココロも温めて、悩みまでもキレイに洗い流してくれる。貴方も、ひとっ風呂いかがですか?
五福の湯を中心に子どもからお年寄りまで地域の人たちと暖かな交流を描いた『ほっこり』するための1冊です!
4つの短編からなる小説ですので、ちょっと疲れた時に、電車の時間つぶしに、「ほっこり」するのに最適です!
僕が単純なのかもしれませんが、銭湯に行って「あーーーっ」って言って、コーヒー牛乳を飲みたくなりました。僕だけですかね?(笑)
僕は、地元の銭湯常連さんたちと、主人公(20代)や幼い子どもたちなど世代を超えた優しい触れ合いにすごく「ほっこり」しました。類似の魅力をもつ本としては、『思い出のとき、修理します』などがあると思います。
こういった小説が人気となっている背景には、発展や豊かさの代償として、特に都市部で失われつつある日本の姿―地域の人たちとの柔らかなつながり―を僕たちが求めているのかなあと感じます。
「ほっこり小説」をおすすめする記事としては、すごく余談ではあるんですが、この「つながり」の欠如が教育において深刻な問題を引き起こしている、と問題提起している本が、以下の本です!教育に興味のある方は是非!